今の世の中、ジェンダーレスな時代になってきてはいますが、
多くの場合、女性の恋愛対象は男性。男性の恋愛対象は女性でしょう。
そして超えられない性差の壁、考え方の相違に悩み苦しんだ経験は、
恋愛を経験した事がある人であれば、誰もが通る道でしょう。
男女は全く違う生き物です。
その違いを楽しむぐらいの心の余裕がなければ、
恋愛を楽しむ事が出来ません。
男性はかつて、原野を駆け巡り狩りをして、
命の糧となる食料を確保する役割を担っていました。
個人差はありますが、空間認知能力に長けていて、
地図を読む事も上手です。
逃げれば逃げる程追いかけたくなる狩猟本能と共に、
一度手に入れてしまえば安堵し、気持ちが下降して行ってしまうのも男性の特徴です。
一方女性はと言うと、家を守り、衣類や生活に必要な道具を整え、子供を産み育ててきました。
仲間同士の会話の中で情報を交換しながら、生き抜く術を模索し、
コミュニケーションにより各自の知恵を交換しながら、助け合い生きてきました。
男性と比べて共感し、相手の気持ち察する能力が高いのが女性です。
会話の中で、女性はアドバイスは求めておらず、
「話すこと」そのものに意味があると考えます。
「話す事」=「離す事」となり、
心の中のモヤモヤを言語化する事で、ストレス解消を図ります。
ですが、男性はそんな女性の気持ちは理解が出来ないので、
物事の効率化を図り、「だったらこうすれば良いのでは?」と、
アドバイスをしてしまいがちです。
「聞いて欲しかっただけなのに!」と嘆き悲しむ女性と、
「ただ話を聞くだけなんて何の意味もない!」と思う男性。
この違い、「性差」は埋まる事はないのです。
最近の男性は、大分その事について学び、
共感しながら話を聞くスキルを身に着けている方も多いですが。
それでもやはり、男女の脳の違いは超えられない壁のように思います。
だからこそ、お互いに無いものを求め合い、
惹かれ合うのが男女です。